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Re: FS-60MK1のプラグ取り付け位置

 投稿者:佐藤 哲司  投稿日:2021年 1月11日(月)15時30分44秒
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  > No.2437[元記事へ]

ktoさんへのお返事です。

> 2種類存在するのでしょうか?

 良くご覧になっていますね。

 メーカーさんとしては「シリンダーヘッド回りとスロットルが、切削加工のモデル」と「それらもダイキャストのモデル」の2種類くらいにしか考えていないみたいです。
 当初4ストロークサイクルエンジンみたいな製品は、売れるかどうか分からないエンジンでしたので、クランクケース分くらいしか高価な金型は作れなかったんです。しかし発表後には結構な反響があったため、順次金型を製作し量産体制に入りました。最も大きな改善箇所は、バルブのリフト量と、バルブを押すロッカーアームの角度みたいです。なので、最初にロッカーアームが新設計となり、ダイキャストで量産可能になりました。余談ですが、重量や外観、タイミング等による前期型の欠点を改善したのが後期型なので、前期型モデルを修理・点検に出そうものなら、ロッカーアームだけがダイキャスト製に交換されて来ましたね。当時友人は喜んでいましたが、今の私だったら「大きなお世話」です。

 おおざっぱですが、FS-60の分類は、以下の様になっております。

◯発売当初:スロットル本体、シリンダーヘッド、ロッカーアーム、ロッカーアームホルダーがジュラルミン材からの切削加工。プラグは斜め(燃焼室形状の確保が理由みたい)。クランクケースにドレンニップル無し。
◯初期型 :上記に加え、クランクケースにドレンニップル付き。
◯初期型2:上記に加え、プラグは垂直(性能に変わりが無かったみたい)。
◯中期型 :上記に加え、ロッカーアーム、ロッカーアームホルダーがダイキャスト製(形状とともに寸法も変更)。
◯中期型2:上記に加え、スロットル本体がダイキャスト製(形状、寸法、が変更)。
◯後期型 :上記に加え、シリンダーヘッドがダイキャスト製(形状のみ変更)。

 もちろんこれらの形式を、私が全て保有して確認した訳ではありません。友人のエンジンの状況を聞いた上での書き込みです。細かい部分で時期の違いがあるかも知れません。私が保有し、確認しているのは、このうちの3種類です。

 この他にも、クランクケースの形状が若干変更されていますし、「シリンダーヘッドは、明確な外寸差があるじゃあないか!」っておっしゃる方もいらっしゃるでしょうが、機械屋の私としては。性能に関わる部分以外の形状・寸法は、「その時々の気分」と考えております。まあ、「コストダウンのため」でしょうね。

 ちなみに、初期の「プラグ垂直・斜め」の件は、「斜めだと、プラグブースターを外すとき、プロップに当たって怖い」が本当の理由です。しかし「真っすぐにしたら燃焼室形状が変わって、性能おちるんちゃうやろか」と言う事で試作したら、特に大きな影響はなかったので、垂直にしたってだけみたいですよ。NC工作機械で加工していましたから、斜めでも垂直でもコストは同じですし。
 OSさんではしばらくの間、この「リヤプッシュロッド」の形式が続きますが、エンジン始動時の事故を減らす為に「必ず、電動スターターをご使用ください」とか「厚手の皮手袋をお使いください」ってやったあと、「フロントプッシュロッド」になりました。クランクケースとクランクシャフトに、それぞれの加工手間は増えますが、エンジン後方のパーツは一切省けますので、大幅なコストダウンが可能になりましたし、燃焼プラグはシリンダーヘッドの後方に配置する事になって、プラグブースターとプロップの位置関係には危険性が無くなりました。あまり書きたくはありませんが、対してENYAエンジンの4ストロークサイクルエンジンはというと、「高性能維持の為」と言う理由で、「リヤプッシュロッド」形式のままですね。プラグは、ヒート用ブースターが危険な前方のままだし。あ、エクステンションコード、出していましたね。
 
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