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Re: そういえば・・

 投稿者:佐藤 哲司  投稿日:2018年12月22日(土)19時57分28秒
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  > No.1612[元記事へ]

kamitoさんへのお返事です。

> 低い回転でピークになってしまっていたのかな?

 粗悪なコピーエンジンでは、材質や製造過程も粗悪なので、根本的に性能は低い物が多いです。クランクケースで言えば、鋳造しやすいアルミ合金を使うと機械加工がしにくくなります。また、経年によって内部ひずみが表面化しますね。これらは寸法精度、表面仕上げの粗さ、真円度、平行度、垂直度に影響します。寸法だけまねれば良いと言うものでもありません。ましてや、シリンダーのテーパーなどは、正確に測定するためには、それなりの測定器械が必要です。そんなコストをかけるなら、コピー元のメーカーでOEM生産してもらった方が安価です。こんな理由で、昔のコピーエンジンで、高性能はありえません。

> しかし、本当の「オリジナルエンジン」って少ないように思います。

 例えば、廃業した秀和工業のエンジンは、基本設計を三原さんが行っています。従って、OSのコピー品・・・って言うよりも、こちらがオリジナルかな。製造コストの関係で「インチキABC」だったOS製に対し、「本物のABC」とした秀和エンジンは、当然の高性能。
 だいたい、多かれ少なかれ、発案者以外はそれの模倣から始まっています。どんな分野の製品でもね。例えば「洋服」は、身体の寸法や形状にフィットする事を基本に作られています。対して「日本の着物」は、身長や体格に左右されず、調整しながら着る事が出来ます。この二つは「全く違う衣装」と言えますが、防寒具とか日よけとかの意味合いでは、全く同じですね。どれがオリジナルぢゃい?!

 ちなみに鋳造って、砂型でさえ写真くらいの細かさが得られます。ヒゲの部分の幅は1mmもありません。私がやっているアルミ合金による鋳造では、鋳込み温度を710度に設定していまして、750度で鋳込むと、引けや肌荒れが発生します。結構微妙ですね。そんな技術が無ければ、たしかにコピーエンジンなんか、ろくな性能は出ないでしょうね。
 
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