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花を洗って流れていく
土砂降りの雨だ
花が崩れて泣いている
花は流されて
夢は夢だよ
覚めるんだよ
叫んでいた
ありえない
ありえない
これは私のことじゃないよ
叫びつづけて
私は花
花だったはず
体を触ってみた
うん、花の私
うつつん中、流されて花だった私だ
旅立つことを考えた
どこへ
わからない
わからないから、もう考えない
考えないけど、いってみたい場所がある
わかんないけど
わかっていることもある
いきたい場所はどこにもないということ
いきたい場所にはいきたくないということ
いきたくないということは
いきたいのだろうか
花の私は
考える
考えてもどうしようもないことを
考えて
どういう場所をさがすのだろう
花弁が血を流し
乾いた血は雨にのみこまれた
標本のしみだ
だれかが、触って汚していく
やめてよ
なんだよ
私は花なんだよ
触らないでよ
そこは、
らめらよ
らめらめ、らめと言っているでしょう
私は花なんらから
らめら、らめらと
分からず屋らね、君は
けーんなよ
うんじょう
あちゃー めんそうれい
らからー、ね
じっとしていてね
壊すからね
かりかりと音がして
かりーかりーと乾杯の音頭も聞こえて
君を崩せない私のだらしなさだった
だったら、ろーするのー
うるさく声が響いた
ろーしよーもないのらなー
柳は緑
というらしい
緑はなんと言うのだろう
ミドリはミドリでいいのだろう
ミドリの音はいさぎよい
肝裂く音の快感は
君の夢想を超えるだろう
それは
とびっきりの青空だ
いい匂いのする青空だ
朝は移ろう季節の群舞
八つの季節が渡っていく
だれが
酒を飲むのか
花をめでるのか
私をめでるのか
られーられー
君はられーと
言うけれど、
あたいはなんかくたびれて
花が雨に流されていくのを見ていた
君は柳
柳は緑
ミドリはミドリでいいのだから
花は花でいいのだろう
またん めんそうり
らめらめらめと空をわたり
まららよーまらまら
八つの季節が絡まって
朝がくる
らめらめ
まらまら
ふふ
私だけ
私が抱いた花だけだ
流されて、花だった私だ
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